まえがき
多分、初めてジャケ買いをした作品だと思います。ここまで、表紙が綺麗なのはあまり見たこと無くて。
浅田弘幸先生の作品は初めてですね。「I'll」というバスケ漫画を描いていたことは知ってましたが興味が無かったので。
レビュー内容が、ほとんどストーリー展開をまとめてるだけになってしまって、レビューじゃない感じになってます。
『テガミバチ』の面白さが伝わるように頑張って書いたつもりなので、是非読んでいただきたい。
テガミバチ 1 (1)

著者:浅田 弘幸
出版社:集英社
定価:460円(税込)
世界観
夜が明けることのない星がある
アンバーグラウンドという名の地
首都を照らす人工太陽その光の届かない
暗く危険な地域を旅する国家公務があった
人々は彼らにそれぞれの「こころ」をたくしていた
彼らの仕事は「届ける」こと
「テガミ」を届けること
冒頭の数ページのカラーページで書かれていた上の文を読んだだけで既にワクワクしてました。
この閉鎖的な世界が舞台のマンガというのは個人的にツボだからですかね。「手紙」を届けることをファンタジーの世界に当てはめたこともかなり斬新ですね。
四方が海にかこまれたアンバーグラウンド(以下、AG)は階級制に分かれ3つのエリアで構成されている。
人工太陽が真上に輝く首都「アカツキ」は特級・上流階級が暮らす。中流階級が暮らす「ユウサリ」。下等階級が暮らす「ヨダカ」。この3つのエリアを移動するためには政府発行のパスが必要。
この差別的に分けている階級制度があるのもツボ。それぞれの階級間での争いとかがありそうで楽しみですね。
ファンタジー作品なのでもちろんモンスターみたいなのも登場します。この作品では「鎧虫(ガイチュウ)」と呼ばれ、その名の通り体が鎧に覆われている虫。
主な生息地域は人工太陽の光がほとんど届かないユウサリとヨダカ地方。テガミバチはそのガイチュウを倒しながら、テガミを届ける。
ガイチュウを倒すためには鎧の内側に「こころ」を響かせなければならない。テガミバチ達ははガイチュウを倒すためそれぞれ「こころ」を使う武器や道具を持っている。
1巻に登場するテガミバチ「ゴーシュ・スエード」と「ラグ・シーイング」は「心弾銃」という武器を所持。「心弾」とは「こころ」の欠片で作られていて、その「心弾」を装填しガイチュウを倒す。
おそらく、この「こころ」というのが『テガミバチ』という作品の核となっているキーワード。テガミは「思い」や「想い」そして 「こころ」 を届けるということからきているんだと思いますね。
テガミバチとの出会い
テガミを回収するため、ポストを探すテガミバチの「ゴーシュ・スエード」。相棒(ディンゴ)の犬「ロダ」がポストサインを見つける…。そこにあったのはテガミ…しかし、そのテガミは子供だった。
その子供は気を失っていたが、目を覚ます。その子供の左肩に貼付されている配達用紙には品名「人・アルビス種 7歳・男・ワレモノ」「ラグ・シーイング」と書かれていた。
宛先は「ヨダカ地方・南部62413-22キャンベル・リートゥス109番地」「サブリナ・メリー様」宛。差出人は「アヌ・シーイング」その人はわるいやつらがアカツキに連れて行ったラグの母親だった。
嫌がりつつもラグはゴーシュにおぶさり、「テガミ」と「テガミバチ」は宛先に向けて歩き出す。
この時点で既にラグが主人公なのはわかってました。ラグの境遇が練りこまれてて色々と伏線が張られてたりしたので、ラグが主人公だなと。全部読む前からそれだけは感じてましたね。
1話目のラストあたりでラグはゴーシュのようなテガミバチになりたいといい、5年後テガミバチに…。ということなので、ゴーシュは憧れの存在になって後に登場とかするかな。
そうでなければ、ラグの母親を連れて行ったやつら側にいて敵として再びあいまみえることになるとか。それも1つの展開として予想してます。敵として登場が個人的には一番して欲しい展開かな。
キャンベル・リートゥスへ
キャンベルへ向かう道中、初めてガイチュウに襲われる。ゴーシュは「心弾銃」に「心弾」を装填し、「黒針」という弾?でガイチュウを撃破。
この「黒針」っていうのはただ単に撃つ時の掛け声なのかそれとも、「心弾」の撃ち方や攻撃方法によってい何種類かあるのかな。1巻まででは「黒針」しか使ってないのでなんとも。
ゴーシュはラグに「心弾銃」渡して見せて説明する。「心弾銃」にはめこまれた「精霊琥珀」という黒い石の力と銃に力によって、「こころ」を武器として使うことができると。
こんな武器があればおかあさんを守れたのに…、と思うラグ。すると精霊琥珀の力が異常に上がり突然、「心弾銃」が暴発。そして、ラグおかあさんが連れて行かれる日の回想シーンに。
そのシーンで気になったことが↓のコマです。

どこかで見たことある家だな〜と思いました。で、ブラックジャックの家に似ているということに気付きました。というかそのもののような気が…。
「こころ」を使う度に描かれる2人の過去の記憶。その記憶は周りにいる人にも見えるようです。共感、共有しあう的な感じで。何故なのかはわかりませんが。
「心弾銃」の暴発を止めるゴーシュ。目を覚ますラグ。ゴーシュが「こころ」の回復を補助する「心弾」をラグに撃っていたようです。
また、眠りにはいるラグ…と思いきや何故か…

謎の笑い、そして眠る。なんかの副作用ですかね。「こころ」の回復を補助する「心弾」はあまり得意ではないと、ゴーシュは言ってましたので。
ラグが大量の「こころ」を放出したことにより、それに反応し大量のガイチュウが迫り来る。そのガイチュウたちを倒すゴーシュ。その描写は描かれてないですけど。
そして、今度はゴーシュが昇進しアカツキに行けるようになった時の記憶が。ゴーシュは妹の「シルベット」をアカツキに呼び寄せて一緒に暮らすために、テガミバチになったようです。
冒頭でもそのシーンがあって、誰なのかと思ってましたがようやく判明。
ゴーシュの記憶を見て起きたラグ。再び、二人はリートゥスに向けて歩き出す。
キャンベルが近づくにつれて、アカツキからおかあさんにいるところから離れていくことに不安を覚えるラグ。

と懇願するラグ。
しかし、首都通行証の重みも理解できないのにアカツキになんか行けるわけがないというゴーシュ。友達のようにラグに自身の力になってあげることはできないという。あくまでテガミとテガミバチの関係で仕事だということですね。
明日、キャンベル到着を目指し眠る二人。起きると、ゴーシュの心弾銃が無くなっていた…そしてロダもいなくなっていた。
おかあさんを助けるため心弾銃を盗み一人、アカツキに向けて歩いているラグ。方向が分からず道に迷うラグに突如、アリジゴクのようなガイチュウに襲われる。ピンチになったラグの元へゴーシュが駆けつける。
ラグに心弾銃を持たせゴーシュは引き金を引く。黒針を放つも角度的に鎧にしか当たらず全く効かない。間接の隙間に打ち込むためには接近する必要があり、そのチャンスは敵が攻撃してきたときに飛び込むしかないというゴーシュ。
飛び込む二人、心弾を装填するゴーシュ…すると強い光が。
なんと、ラグの左目には赤色の精霊琥珀の義眼が…。

それが共鳴して心弾銃の威力が上がっていたことに驚き、黒針を放つタイミングを逃すゴーシュ。
しかし、ラグが一人で心弾をガイチュウに打ち込み撃破。傷を負ったゴーシュを背負いラグはキャンベルに向かう。
目覚めるゴーシュ。そこはベッドの上。そこへ、おばさんがやってくる。宛名のメリーさんだと分かり、ハンコかサインを要求。すると、メリーさんは「こころ」ない男だと怒り家を追い出す。
とりあえず、食料などを求め町を散策し始めるゴーシュとロダ。しかし、店のひとはゴーシュに物を売ってくれない。なんだか街に歓迎されていないゴーシュ。
と、そこへメリーさんから水と食べ物を渡してと頼まれたラグがやってくる。「メリーさんならぼくの友達をとても大事にしてくれるでしょう」というゴーシュ。
もうこの時点で感動。あくまで今まではテガミを届けるという業務でしたが、それが終った今は「友達」。

もちろんロダも。
眼のことは、心から信じれるひとにうちあけなさいとおかあさんに言われていたラグ。そのことをゴーシュに話す。
赤い精霊義眼はおかあさんが持っていたもので、ラグが生まれた時にかかった病気を治すために使っていたという。
おかあさんが持っていたということで、多分この辺が後々の何かの伏線になりそう。
そして、帰っていくゴーシュにラグは…

「いつか……あなたのようなっ…テガミバチになりたい……!!!!」
それから5年後…
おかあさんとゴーシュに会いにアカツキに行くため、テガミバチになるラグの冒険がここから本格始動。
ラグのディンゴはノーパン少女
メリーさんと別れ、テガミバチの面接審査を受けるためキャンベル・リートゥスを旅立つラグ。
面接場所のユウサリの郵便館へ行くため、ヨダカ地方南部 アイトーン炭鉱駅へ。そこで見つけた女の子は駅の一時預かり荷物だった。しかも、なんと右手には配達用紙が…。
配達先には、レントの町「ラブサムワンダウン」と書かれていた。しかし、配達用紙に不備がありすぎてテガミとは認められないという、付き添いのテガミバチ「コナー」。
ラグは自分と似たような境遇にいた少女を届けたいという。ラグならまだ正式なテガミバチではないから規則違反にならと言い許してくれるコナー。
そして、ラグと少女はラブサムワンダウンに向けて旅立つ。少女に名前を尋ねると、マカ、ジェニー、キャロルなど色々名前を言う。しかし、本当の名前は無いと言う
そこでラグは、「ニッチ」という名前はどうかと提案するも…

「いやだ!!!」
と断られる。それから少し歩くとガイチュウが現れ、あわてて心弾銃を出そうとするラグを踏み台にしニッチが蹴りで倒す。
その強さや俊敏さにラグは男の子なのかもと思う。川に着き休もう、顔とか洗ったらというラグ。すると、ニッチがジャンプして…

ニッチがノーパンだということが発覚。それを見たラグはたしかに女の子だと再認識。
オデコを拭いてあげるラグ。そしてラグは、自分の新品のパンツをはかせようとする。せっかく美人なのに初対面の人にノーパンだと誤解されてしまうと心配するラグ。
美人と言われ嬉しいのか顔を赤らめるニッチ。

いや嬉しいのかじゃなく、確実に嬉しいから赤らめてますね。
ニッチはラグが持ったままのパンツをジャンプして、うえからはく。これで、ニッチにパンツをはじめてはかせた男になったラグ。
するとニッチは…

と言い、ラグにこころを許し始めていく。
こういうキャラはいわゆる、ツンデレというタイプのキャラでいいのかな。でも、まさか月刊少年ジャンプでノーパン少女が出るとは…世も末ですね。
ラブサムワンダウンへ到着。ニッチと別れラグはユウサリへ。その途中、おじさんに話しかけられ「ラブサムワンダウン」という"見世物小屋"を知らないかと尋ねられる。
チラシを見せてもらう。そこに書いてあったのは「絶滅・伝説の生物『魔訶』の血肉を喰らった女性が身体に金色の剣を持つ呪われた子を産んでいた」。
ラグはニッチのことではないかと思う。さらにおじさんは『摩訶』とは竜に似た生物で金色のたてがみに海色の瞳をもち、残虐な性質ながらその美しい姿に北の辺境の地では神聖視されていることを教えてくれる。
ラグは、すぐさまおじさんが乗ってきたラクダ(たぶんラクダ)をかりラブサムワンダウンへ。
一方、ラブサムワンダウンではニッチがの髪を剣のように使い、檻から逃げ出していた。

ギルティギアのミリアも同じようなに髪を武器にしてたような気が。似てますね。
そこへラグが駆けつけるも、ニッチはラグには気付かず逃げていく。
ニッチの逃げた方向は、ガイチュウのテリトリーブッコロリの森だった。追いかけるラグ、森の中にはニッチがいた。しかし、その奥にはかまきりのようなガイチュウがニッチを攻撃しようとしていた。
ラグは心弾銃を取り出し、心弾を装填し何度も引き金を引くがまったく撃ち出されない。
ニッチはギルティギアのミリアのように髪の毛を振り回し、ガイチュウに攻撃。倒したと勘違いしたニッチはラグに話しかける。しかし、やはり心弾でしか倒せないのかまだ生きていたガイチュウに後ろから攻撃されるニッチ。
ニッチかばおうとニッチに向かって飛び込みニッチを抱え込みながら転がる。しかし、ニッチは頭を打って血を流す。
何度も心弾を撃とうと何度も引き金を引くラグ。しかし、心弾は出ない。するとニッチが

「ラグ…また…あえるとは…うれしいぞ」
こういうしゃべり方は意外と自分のツボかもしれないなと、読んでいて新たな自分に気付く。
すると、その言葉に反応しラグの「こころ」が精霊琥珀の義眼と共鳴し、心弾をガイチュウに撃ち込むことができ撃破。
そして、ラグの記憶がニッチを包みこむ。ラグのキズをなめるニッチ。きっと、ラグの中に記憶に自分が刻まれていたことが嬉しかったからかな。
「おまえが『さよなら』にかなしむならニッチはらぐのそばにいる」そう言うニッチ。さらに「『さよなら』はかなしいか?」とラグに尋ね、ラグは「すごくかなしいよ」と答える。
すると、ニッチは初めて本当に笑った顔を、微笑んだ顔を見せる。

自分のことを好きでいてくれる、必要としてくれると思ったから見せたのかな〜と思う1コマでした。
こうして、ノーパン少女ニッチはラグのディンゴとなる。
次巻からは面接を受けるためラグはニッチとユウサリへ向けて冒険が始まると。
久しぶりに続きが気になるマンガに出会えた気がしたそんな1冊でした。
あとがき
まえがきで書いたとおり、ストーリーを紹介しているだけになってしまって全然レビューになってないです。申し訳ない。
まだまだ文章力も未熟だし、自分の意見や考えがあまり入ってない…。次こんな長文を書くことがあったらもっとしっかり書けるよう心がけたいです。
ここまで読んだ方はあまりいないかと思いますが、もしいらしたら読んでいただいた方はありがどうございました。
これを読んで『テガミバチ』面白そうだなと思い、購入の参考になっていたら書いた意味があったかなと思います。

















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